
はじめに
こんにちは。お酒の履歴書へようこそ。
「本当に、喉が鳴るほどキレる辛口に出会えていますか?」
巷にあふれる辛口の文字。しかし、実際に口にすると甘さが舌に残ったり、逆にアルコールのツンとした刺激や苦みだけが目立ったり……。そんな辛口迷子の皆さんに、私が自信を持っておすすめしたいのが、茨城県水戸市の銘酒『一品 超辛純米』です。
日本酒度「+11」という突き抜けたスペック。その裏側に隠された、老舗の技術と計算尽くされた「旨み」の正体を紐解きます。
水戸の歴史と「水」が育む吉久保酒造
1790年創業、水戸の歴史と共に歩んできた吉久保酒造。
この蔵を語る上で欠かせないのが、水戸光圀公(黄門様)も愛したとされる超軟水の存在です。 本来、超軟水で酒を造ると、口当たりの柔らかい甘口〜中口に仕上がりやすいもの。
しかし、吉久保酒造はあえてこの水で、限界までの完全発酵に挑みました。 その結果生まれたのが、「シルクのような滑らかな入り口」と「カミソリのような鋭い終焉」が同居する、唯一無二の超辛口です。
ただ硬いだけの辛口とは一線を画す、老舗のプライドが詰まった1滴と言えます。
磨かない贅沢 精米歩合70%に込められた「計算」
スペック表を眺めると、ある「こだわり」に気づきます。
注目すべきは、あえて米を磨きすぎない精米歩合70%です。 近年のトレンドである華やかな大吟醸とは真逆をいく、低精米。
これこそが、超辛口のキレに負けないお米の逞しい旨味を担保しています。 飲んだ瞬間、まず米のふくよかな香りが鼻を抜け、中盤でズバッと一閃。雑味ではなく旨味の余韻だけを残して、消えていく。このスピード感は、まさに快感です。
口コミ・レビューまとめ
実際に『一品 超辛純米』を味わった人たちは、この「+12」という極端な数値をどう受け止めているのでしょうか。ネット上のレビューやSNSから、本音の声をポジティブ・ネガティブ両面から抽出しました。
◎ ポジティブなポイント
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「カミソリのような後味」に驚愕
「日本酒度+12の名に恥じないキレ。喉を通った瞬間に味が消える感覚は快感。これを知ると、中途半端な辛口には戻れない」 -
「水の如き」飲みやすさ
「数値から想像するようなアルコール臭やトゲがない。超軟水仕込みのおかげか、口当たりが驚くほど柔らかく、スルスルとグラスが進んでしまう」 -
究極の「食中酒」としての実力
「刺身の脂、肉の脂、揚げ物の油……すべてをサッと洗い流してくれる。料理の味をより鮮明に引き立ててくれる名脇役」
△ ネガティブなポイント
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「華やかさ」を求める人には不向き
「香りは非常に控えめで、吟醸酒のようなフルーティーさは一切ない。ワイングラスで香りを楽しむようなタイプではなく、猪口でグイッといくタイプ」 -
「甘口派」にはストイックすぎる
「お米の旨味はあるが、後味のドライさが勝つため、フルーティーで甘いお酒が好きな人には『少し味気ない』と感じられる可能性がある」 -
存在感が強すぎる「キレ」
「あまりにもキレが良すぎて、お酒単体でゆっくり味わうには、人によっては物足りなさを感じるかもしれない」
淡麗辛口で食中酒としてとてもおすすめできる一方、香り高い薫酒が好きな方にはあまりおすすめできない一本ですね。
テイスティングノート

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香り
淡麗辛口という印象で香りは穏やか
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味わい
キレのよい酸味が口に含んだ瞬間から現れる
その後お米の旨味が出てくるが後味はスッキリ!
脂っこい食事にも合わせやすい味わい
まとめ
茨城が世界に誇る『一品 超辛純米』。
このお酒には、近年の流行りである華やかな香りや、分かりやすい甘みといった派手な演出はありません。
しかし、一度その唯一無二のキレを体感してしまうと、他の辛口ではどこか物足りなさを感じてしまう。そんな不思議な中毒性を秘めています。
「甘いお酒には、もう飽きた」 「本当にキレる、本物の辛口を探し続けている」
そんなあなたの期待を、この一本は決して裏切りません。 230年の歴史を持つ水戸の老舗が、伝統の技と超軟水、そして現代の感性を融合させて導き出した辛口の正解。 今夜の晩酌は、ぜひこの一品を。
一口飲めば、あなたの冷蔵庫に欠かせない定番になる理由が、きっとわかるはずです。
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