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ダルウィニー15年のレビュー・評価【蜂蜜を感じる優しい味わい】

画像元:公式サイト

はじめに

こんにちは、お酒の履歴書へようこそ。

今回は、スコットランド・ハイランド地方の山間にあるダルウィニー蒸溜所で造られているシングルモルトウイスキー「ダルウィニー15年」をご紹介します。

このダルウェニー蒸留所の原酒はイギリスと日本にしか流通していない「ロイヤルハウスホールド」のキーモルトになっています!

価格も15年熟成の割に安い印象です。

 

ダルウィニー蒸留所とは?

ダルウィニー蒸溜所の成り立ち

ダルウィニー蒸溜所は、1897年にスコットランド・ハイランド地方の真ん中に位置する小さな村、ダルウィニーで創業されました。この地はスコットランドのほぼ中心にあり、標高326メートルという高地に位置することから、スコットランドで2番目に標高の高い蒸溜所です。(1番高い蒸留所はブレイヴァル蒸溜所)

この地域は、冬は厳しく長く、気温は氷点下まで下がることもしばしば。冷涼な気候と清らかな天然水に恵まれており、ウイスキーの熟成に理想的な環境と言われています。

地理が生む独特の風味

蒸溜所の名前である「ダルウィニー」は、ゲール語で「出会いの場所」を意味し、かつてはハイランドとローランドの交易路が交わる要所でした。

この地で採れる軟水と、冷涼な気候がゆっくりとした熟成を促し、まろやかで繊細な味わいを作り出します。冷涼な気候によりエンジェルズシェアが比較的少なくて済むようです。さらに、ピート(泥炭)をわずかに使用することで、ほのかなスモーキーさを加えつつも、全体としては非常にバランスの取れた仕上がりになります。

ダルウィニーディアジオ

現在、ダルウィニー蒸溜所は世界最大級の酒類メーカー「ディアジオ社」の傘下にあり、同社が展開する「クラシックモルトシリーズ」の一角を担っています。このシリーズは、スコットランド各地の代表的な蒸溜所を選び、それぞれの地域の特徴を体現するウイスキーを揃えたものです。

 

クラシックモルトシリーズ

・北ハイランド代表の「ダルウィニー15年」

・西ハイランド代表の「オーバン14年」

・ローランド代表の「グレンキンチー12年」

・スペイサイド代表の「クラガンモア12年」

アイランズ代表の「タリスカー10年」

・アイラ代表の「ラガヴーリン16年」

 

ダルウィニーはその中でも「北ハイランド地域代表」としてラインナップされており、優しくも奥深いその風味は、地域性を理解するうえでも非常に重要な一本とされています。

テイスティングノート

ストレート

・香り

蜂蜜の甘い香りと洋ナシのようなフルーティーさ。かすかなバニラ感。

 

・味わい

穀物由来のモルティーな甘み。ほのかなスパイス感。余韻にスモーキーさを感じます。

 

ロック

・香り

フルーティーさより蜂蜜のような甘い香りが強まる。

 

・味わい

味わいもモルティーな甘みが強まっています。スパイス感は弱まって、余韻のスモーキーさは存在感があります。

 

ハイボール

・香り

洋ナシのようなフルーティーさとさっぱりとしたシトラス感。

 

・味わい

モルティーな甘みは控えめになって、洋ナシや青リンゴのようなフローラルな味わい。レモンタルトのようなさっぱりとした味わいもあります。ピートの味わいもピートモルトを使っていると知らないで飲んだら感じないくらい味わい。

 

水割り

・香り

蜂蜜の甘み香り。フルーティーな香りは控えめ。

 

・味わい

モルティーな甘み。ストレートで飲んだ時に感じたスパイス感は完全にない。口当たりが優しく飲みやすい。余韻にほのかなスモーキーさが残る。

 

おすすめの飲み方

ストレートやロックがおすすめ

主な樽熟成はバーボン樽熟成なのかと思います。炭酸や水割りをすると味わいが薄まりすぎる感じがあります。ピートもほんの少ししか使用していないようなので、加水しすぎるとピート感を感じなくなってしまいます。なので飲むのであればストレートやロックがおすすめ。あまり加水しすぎると味わいが崩れてしまう印象です。

まとめ

ウイスキーに興味があるけど、どれを選べばいいかわからない」という方にとって、ダルウィニー15年は理想的な選択肢です。クセが強すぎず、香り・味ともに親しみやすい。それでいて、シングルモルトならではの奥行きもあるため、ウイスキーってこういうものなんだ」と実感できる一本です。

また、既にウイスキーに親しんでいる方にとっても、日常的にリラックスして楽しめる一本として重宝される存在です。

価格帯も7000円台と15年熟成していることを考えるとコスパがいいと言えます。

ロイヤルハウスホールド以外にもブラック&ホワイト等様々なブレンデットウイスキーの原酒にされているようです。優しい口当たりで飲みやすいウイスキーのためブレンデットウイスキーの原酒として使いやすいのかもしれません。ブラック&ホワイトなんかはとても安価なので一回試してみるのもいいかと思います。

 

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最新の価格はこちらからご確認ください。

👇ロイヤルハウスホールド

イギリスと日本でしか流通していないブレンデットウイスキー

3万円台でだいぶ高価。40種類以上の原酒がブレンドされているようです。ダルウィニーがキーモルトになっておりますが、何年熟成の原酒が使われているのでしょうか?

👇千円台で買えるブレンデットウイスキー「ブラック&ホワイト」

こちらもダルウィニーがキーモルトとなっています。安価でお求めやすい価格。

御試しあれ。

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